石垣島の海は自由じゃない!?海水浴・海レジャー前に知っておくべき注意点とマナー
公開日:2025.09.03
石垣島といえば、美しい海と白い砂浜が広がる南国の楽園。
観光で訪れる方の多くが、海水浴やシュノーケル、SUP(サップ)やダイビングなどの海レジャーを楽しみにしていることでしょう。
しかし、石垣島の海は見た目の美しさとは裏腹に、観光客が知らないと危険なルールやマナーが多く存在します。
遊泳禁止エリアでのトラブルや、地元住民とのトラブル、サンゴや貝への配慮、海洋生物との接触リスク…。
この記事では、石垣島で海レジャーを安全に・楽しく楽しむために、観光前に絶対に知っておくべき注意点やマナーをわかりやすくご紹介します!
入っていい海・ダメな海って?石垣島の遊泳エリア事情
石垣島の海はどこでも美しく、「どこでも泳いでいい」と思われがちですが、実は“泳いでいい場所”と“立ち入り禁止の場所”があります。
整備されたビーチ以外は監視員がいない場所も多く、安全確保ができないため、海難事故の危険性が高まります。
また、地元住民が大切にしている静かな場所や、ウミガメの産卵地など、観光客が立ち入らないほうがよいエリアもあります。
安全な遊泳エリアの見分け方
石垣島で「安心して泳げる場所」は、いくつかのポイントで見分けることができます。
- ・監視員(ライフセーバー)が常駐している
- ・ブイ(浮きロープ)で遊泳エリアが明示されている
- ・遊泳可の看板が設置されている
- ・施設にシャワー・更衣室・トイレが整っている
代表的なビーチで言えば「マエサトビーチ」や「フサキビーチ」は設備・管理が行き届いており、初めての方にもおすすめです。

立ち入り禁止・注意が必要な場所
「自然のままの海」で泳ぎたくなる気持ちもわかりますが、以下のような場所には注意が必要です。
- ・集落のすぐ前にある浜(地元の生活空間)
- ・リーフ(珊瑚礁)外の流れが強い海域
- ・「遊泳禁止」の看板がある場所
- ・漁港・マリーナなど船の出入りが多い場所
こうした場所では事故やトラブルが起こるだけでなく、地元住民から「マナーが悪い観光客」と見られてしまう可能性も。

石垣島の海に潜む危険生物・自然現象
石垣島の海はとても美しいですが、その中には観光客にとって思わぬ危険が潜んでいることもあります。
特に自然のままのビーチでは、事前の知識がないとトラブルに巻き込まれる可能性も。安全に楽しむためには、危険な生き物や自然現象の特徴を知っておくことが大切です。
刺される・咬まれる!?注意すべき生き物たち
石垣島の海には、毒性をもつ生物や、思わぬ攻撃をしてくる生き物が存在します。以下は特に注意が必要な代表例です。
- ・ハブクラゲ(夏に多い。刺されると激痛。命に関わるケースも)
- ・ガンガゼ(黒くてトゲトゲのウニ。踏むと抜けない)
- ・オニヒトデ(見た目は派手でも毒針に注意)
- ・ウツボ・ダツ(岩陰に潜んでいて咬むことがある)

離岸流やクラゲの発生シーズン
生き物だけでなく、自然現象によるリスクも見逃せません。とくに離岸流(リップカレント)は、見た目にはわかりづらく、泳いでいて急に沖へ流されてしまうことも。
また、6月〜9月はクラゲ(特にハブクラゲ)の発生シーズン。ライフセーバーが設置する「クラゲネット」があるビーチを選ぶのが安心です。
- ・離岸流の場所には「注意看板」が出ている
- ・浮かんでいるブイの外には出ないこと
- ・クラゲネットの中でも油断しない(小型クラゲは侵入することも)

観光客が守るべき海でのマナーとローカルルール
石垣島の美しい海は、観光資源であると同時に、地元の人々が守り続けてきた大切な自然です。
観光客が快適に過ごすためにも、地元ルールを尊重し、マナーを守ることが求められます。小さな気配りが、大きなトラブルを防ぎ、地元の方との良い関係にもつながります。
サンゴを踏まない!自然を守る行動とは
石垣島の海といえばサンゴ礁。
ですがその美しさの裏で、観光客がサンゴを踏んで壊してしまうケースも少なくありません。
サンゴはとても繊細で、1回の接触でも大きなダメージになります。
- ・サンゴの上に立たない・座らない
- ・岩に見えてもサンゴの可能性あり
- ・マリンシューズ・フィンでの蹴りも要注意

ゴミ・騒音・ドローン|地元の人の声
海辺に置き去りにされたゴミや、大音量の音楽、無許可のドローン飛行など…
こうした行動は、地元の方が最も困っているマナー違反の一つです。
とくに観光エリア以外のビーチでは、生活の場であることを忘れてはいけません。
- ゴミは必ず持ち帰る(ゴミ箱がないビーチがほとんど)
- 静かなビーチでは音量に配慮
- ドローンは許可制|民家や人がいる場所での使用はNG

持ち物チェック!海レジャーに必要なもの一覧
石垣島での海レジャーを快適かつ安全に楽しむには、事前の準備と持ち物のチェックがとても重要です
とくに自然ビーチではコンビニやレンタルサービスがないこともあるため、「あったらいいな」ではなく「ないと困る」アイテムをしっかり把握しておきましょう。
必携の安全グッズ
安全第一で海を楽しむために、最低限そろえておきたいアイテムがこちらです。
- ・マリンシューズ(ガンガゼ・岩場対策)
- ・ラッシュガード・帽子(日焼け・クラゲ対策)
- ・飲み物(熱中症予防に1リットル以上推奨)
- ・救急セット(消毒・絆創膏など)
- ・浮き輪・ライフジャケット(子ども連れ・初心者には必須)

地球にやさしい便利アイテム
石垣島の自然を守るためには、使い捨てではなく再利用できるアイテムや、環境にやさしい製品を選ぶのもおすすめです。
- ・ウォーターボトル(マイボトル持参でゴミ削減)
- ・繰り返し使えるクーラーバッグ
- ・環境にやさしい日焼け止め(リーフセーフ対応)
- ・シュノーケルマスク・フィンのレンタル返却袋

石垣島からのお願い
石垣島では多くの地元住民がと自然への配慮をし調和した暮らしを大切にしています。
日本有数の観光地を守るためにも、地元の観光協会が旅行者の皆様にお願いしていることを明記させていただきます。
ルールとマナーを守って、石垣島の美しい自然を未来につなげていきましょう!
島民の暮らしをたいせつに
昼夜問わず島民の日々の暮らしにご配慮ください
島の文化に敬意を
御嶽への立ち入りはご遠慮ください
可能な限りゴミを持ち帰る
ゴミは思い出とともに持ち帰り、分別へのご協力を
自分の健康をたいせつに
熱中症や日焼けなどにお気をつけて
海では安全と向き合う
遊泳する際には体調と装備を整えてください
山でも安全と向き合う
自然を壊さない配慮、身を守る準備と装備をお願いします
過度な露出はひかえ、履き物はきれいに
海岸以外では衣服をご着用ください
動物にやさしい運転を
希少動物たちの交通事故が問題になっています
上記内容を石八重山諸島は旅行者にお願いしております!
まとめ|知ってから遊ぶ、それが石垣島の海を楽しむコツ!
日本有数の観光地である石垣島を最高に楽しむなら島のルールをしっかりと把握することが大切です!
遊泳禁止の海や島独自のルールなど、今回の記事をお読みいただき最高の時間をお楽しみください。